おふたりの自己紹介を
お願いします

前川さん

江別市出身で大学卒業後、菓子メーカー『石屋製菓』に入社し、現在は新規事業チームに所属しています。コロナ禍での会社の取り組みとして、1カ月間の農業研修に参加し、初めて農業を体験しました。

深澤さん

札幌市出身で短期大学卒業後、菓子メーカー『石屋製菓』に入社しました。現在は「白い恋人パーク」に勤務しています。初めて農業に触れたのが、前川さんと同じく、コロナ禍で会社が実施した農業研修。1カ月間、作物の収穫作業を経験しました。

農家を体験して
良かったことは何ですか?

前川さん

毎日生き物に囲まれていると、“生きている”実感が湧き、心身ともにリフレッシュできました。参加する前まで、農業はどちらかというとアナログ的で地道という印象を持っていたのですが、実際にはIT化が進み、最先端のテクノロジーが導入されていて発見もたくさんありました。多様な生き方があることにも気づき、人生の選択肢が広がったと感じています。

深澤さん

自然の中で、体をいっぱい動かして作業をしていたら、いつの間にかコロナ禍での不安感やもやもやした気持ちが消えていました。その上、規則正しい生活と肉体労働でスリムになり、心も体も健康的になった気がします。作物を育てる大変さがわかると、近所のスーパーで野菜に目が向くようになり、今まで以上に野菜を食べるようにもなりました。

農家を体験して
大変だったことは何ですか?

前川さん

ハウス内は、作物に適した温度や湿度で調整されているため、とにかく暑かったです。現場でもマスク着用で作業をしていたので、環境に慣れるまでは暑さで息ができなくなるほど辛かったです(笑)。

深澤さん

屋外での仕事は、想像以上に大変でした。暑さと、中腰での収穫作業など体力的にきつかったです。最初の頃は、全身筋肉痛に…。生き物をたえず管理している生産者の皆様の努力の上に農業は成り立っているんだと実感しました。

これから農業を体験したい人へ
アドバイスをお願いします

前川さん

農業はスローライフで、のんびりとしたイメージを抱いている人もいるかもしれませんが、いい意味でイメージが変わると思います。作物は1、2年先を見据えて計画的に栽培されていて、時間の使い方も効率的でムダがありません。いろんなことが学べますし、貴重な体験ができるという収穫もあります。

深澤さん

経営者でもある生産者さんから、いろんな話を聞いておくといいです。農業も別の業種も、効率や生産性など仕事の根幹は同じです。私の場合、時間を無駄にせずいかに利益を出すか、仕事の進め方や、利益の出し方なども教えてもらえたことで、働く意識が変わりました。普段の生活では出会えない人たちとつながることは、今後の自分にとってプラスになるはずです。

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